福利厚生の読み方について
福利厚生の読み方
福利厚生の読み方は「ふくりこうせい」になります。
福利厚生とは
☆1990年台半ばまでのトレンド
1990年代中盤までは、社宅や保養所といった福利厚生施設を充実することで、従業員の満足度を高め、長期勤続を促してきました。
施設はスケールメリットが必要であり、福利厚生は大企業であるほど実施しやすいものでした。
☆現在のトレンドと目的
現在の福利厚生は、施設ではなく、従業員自身に資金を投ずる福利厚生です。施設を提供して満足度を高めるのではなく、育児や介護をしながら働く従業員に両立を支援する福利厚生がワーク・ライフバランス支援目的で2003年以降重視されています。
また、事業主に「健康経営」が浸透するにつれ、従業員の疾病予防、健康増進に資する福利厚生も注目されています。
また、終身雇用の慣行が薄れるなか、従業員は今以上に継続的なキャリアアップが求められています。
さらに、平均余命が伸長するなかで、老後生活資金の準備もまたその必要性を増しています。これらはライフプランを支援する福利厚生といえます。
こうしたワーク・ライフバランス支援、ヘルスケア、ライフプラン支援の3つの福利厚生が従業員に投資する福利厚生であり、今のトレンドになっています。
「実践!福利厚生改革」より